精子検査で分かること

不妊に悩む夫婦の4~5割は男性に原因があります。
不妊の検査で男性の精液検査は必ず行います。

 

 

精液の採取

採取は、病院で行ったほうが、鮮度のよい精子で検査を受けられます。
4~5日禁欲したあとに、マスターベーションで専用容器に精液をとります。
採取専用の個室があり、アダルトビデオなどが備わっています。
精液の状態は、ストレスや体の具合によって変わります。
健康な人でもバラツキがあり、体調が良いと精子の数も多く、元気に動きますが、
寝不足やストレスがたまると、急激に弱まってしまいますので、
3週間以内に2回以上検査を受けると平均した数値を得られます。

 

 

精子検査の判定

 

精子の色

通常は乳白色ですが、精液の通る道に炎症があると、運動率も悪くなります。

 

精子の数

通常6000万~1億匹はいます。
精子数が1ml当たり4000万以上であれば自然妊娠が可能で、
2000万以下なら難しいとされています。

 

運動率

精子の前進運動、直進運動の割合が分かります。

 

運動能力指数

精子の数だけではなく、どれだけ元気な精子がいるかの割合が分かります。

 

奇形率、死滅率

奇形精子や死滅精子の割合が分かります。

 

精子凝集

精子が押し合うように集まっていると、運動能力や受精能力に悪い影響を与えます。

 

 

正常な精子

精液量:2~6ml
精子濃度:4000万/ml以上
精子運動量:50%以上
奇形率:15%以下

 

 

精子検査で異常があったら精巣検査

精液検査で、「高度乏精子症」「無精子症」などの結果が出た場合は、精巣の検査をします。
精巣の検査は一般的には泌尿器科で行います。

 

精巣生検

陰嚢(睾丸の袋)に局部麻酔をしたあと、1cmほど切開して、精細管の組織を採取します。
組織を顕微鏡で検査、精子が見つかれば、凍結保存して治療に役立てます。
20分ほどで終了し、痛みもさほどありません。

 

精管精巣造影検査

精巣で精子は正常に作られているのに、精液中に精子がいないのは、
精子の通過障害が考えられます。
精管精巣造影検査で精管の様子を撮影し詰まった箇所がないか検査します。