不育症の原因と治療

妊娠はしても、流産を繰り返し、3回以上流産がつづくと不育症と呼びます。
これは妊娠中期を過ぎての早産や子宮内胎児死亡なども含みます。

 

 

不育症の検査

不育症の主な検査は、染色体検査、子宮内腔形態検査、内分泌検査、免疫検査、感染症検査などを行います。
ただ、流産のうち60%以上は、胎児の先天性異常によるものです。

 

 

不育症の原因
染色体異常
 

染色体検査では、夫婦両方の血液を調べます。
いづれか一方に染色体異常があると流産率は高くなります。
現在のところ、染色体異常が見つかっても治療法はありません。

 

 

子宮奇形

子宮内腔形態検査では、子宮の形に異常がないかなどを調べます。
子宮奇形の種類によっては流産や早産の原因になることもあります。
必要な場合は手術をします。

 

 

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮筋層にできる良性の腫瘍。
子宮筋腫の位置や大きさによって、ホルモン療法、対処療法、手術などを行います。

 

 

ホルモン異常

内分泌検査でホルモンバランスが崩れていないかを調べます。
甲状腺異常は流産に結びつきますので、妊娠前から薬でコントロールしておく必要があります。
また、黄体機能不全であれば、黄体ホルモン剤を補充します。

 

 

自己抗体がある

免疫検査で自己抗体の有無を調べます。
本来ならば外からの異物に対してできる抗体が、自分自身の体に対してできるもの。
抗リン脂質抗体があると流産や死産などを起こしやすくなります。
治療は薬物療法。

 

 

性行為感染症

クラミジアなどの性行為感染症が原因で不育症になる場合もあります。
この場合は夫婦同時に治療します。