体外授精の方法と費用

人工授精がダメなら体外受精を検討してみる必要があるかもしれません。

 

 

採卵と精子採取

体外で精子と受精させ、受精卵を作るためには、たくさんの卵があったほうがいいため、
まず排卵誘発剤を使って複数の卵を成熟させます。

 

採卵は、超音波のプローブという器具の先に針をつけ、
それを膣に入れて卵巣に向かって針を刺し込みます。
卵巣に届いたら卵胞液ごと卵胞を吸引します。

 

卵胞液ごと採卵された卵は、専用容器に移し、
洗浄・選別し培養させ成熟度の高い状態にしておきます。
一方、夫にはマスターベーションで精液を採取し、
洗浄・濃縮し、元気な精子を選別します。

 

次に、選別された複数の卵に精子をふりかけ、受精を試みます。

 

 

受精、細胞分裂、移植

受精は、精子が卵の周りの透明帯を破って進入すれば、成立となります。
受精卵は細胞分裂を起こし、3~5日後に形の良い胚を選んで子宮に移すことになります。
卵は48時間で4分割、72時間で8分割にまで進んでいます。

 

 

受精卵を子宮に戻す

受精卵を専用チューブに入れ、それを子宮内に差し入れ受精卵を放ちます。
通常妊娠率を高めるために、複数の受精卵を子宮に移します。
受精卵が子宮内膜に落ち着き、根を張って着床が成立すれば、妊娠したことになります。

 

 

体外授精で受精障害が見つかったら

体外受精を行って、受精障害が分かることがあります。
例えば、精子が自力で卵の透明帯を通り抜けられるか、
また卵も精子が通り抜けやすい透明膜に包まれているかなどを調べることができます。
もし受精障害が見つかったら、顕微授精を試すことを検討することになります。

 

 

体外受精の妊娠率

日本産婦人科学会によると、採卵あたりの妊娠率は、約20%、
移植あたりの妊娠率は、25~30%程度です。

 

 

体外授精の費用

病院によって違いますが、費用は1回平均30~50万円。
大学病院など10万円台でできるところもありますが、100万円以上かかる病院も。
保険が適用されないので全額自己負担になります。
2回目以降は安くなったり、成功報酬で費用が変わるところもあります。