不妊症の症状

 

こんな症状がある人は不妊症に注意!

不妊にともなう精神的、肉体的症状はそれほど多くはありません。
女性の不妊の原因には、排卵、卵管、子宮などいくつかありますが、
月経の異常がもっとも多い症状です。
他に、下腹痛、おりものの異常、過多月経などがあります。
しかし、大多数の夫婦には何の症状もみられないのが普通です。

 

 

月経異常

月経の異常には、「月経の周期の異常」、「月経の始まりと終わりの異常」、
「不正性器出血」、「月経血の量の異常」、「月経痛」などがあります。
月経の異常は、腫瘍などを除いて、一般に排卵障害と何らかの関係があります。
したがって不妊とも関係があると考えてよいでしょう。

 

□月経の周期の異常

月経の周期日数の正常範囲は25日~38日までの間で、その変動が6日以内。
月経の間隔が39日以上の稀発月経、24日以内の頻発月経、
また90日以上月経のない場合は無月経となります。
さらに、周期に異常はないのに、排卵がない無排卵周期症というケースもあります。
排卵がなければ、当然不妊となります。

 

□月経の始まりと終わりの異常

月経の開始は10~14歳の間が正常の範囲と考えられています。
10歳未満で初潮が始まるのを早発月経、15歳以降に初潮があった場合を遅発月経といいます。
一方、43歳未満で閉経してしまうことを早発閉経といい、
ときに20歳未満で閉経してしまう女性もいます。
いずれの場合も排卵がなくなれば不妊となります。

 

□不正性器出血

月経と月経の間の排卵期に少量の出血がある場合こともありますが、これは正常。
しかし、これ以外の不正性器出血は、ほとんどが卵巣機能の異常によるものです。
子宮内膜がんやポリープなどの場合もありますので、
不正性器出血があったときは病院に行きましょう。

 

□月経血の量の異常

月経血が異常に多い過多月経と少ない過少月経があります。
過多月経には子宮筋腫やポリープ、子宮腺筋症、無排卵周期症などが考えられます。
いずれにしろ卵巣の働きが悪くなって、不正性器出血がおこります。

 

過少月経には、卵巣機能の異常や結核などによる子宮内膜の炎症、
子宮内腔癒着、子宮内膜の萎縮などが考えられます。
特に、無排卵にともなう月経は、量が少なくなることが多いです。

 

□月経痛

月経で最も多いのが痛みで、程度がひどい場合には月経困難症と呼ばれます。
初潮以来痛みがある場合、通常、子宮や卵巣に異常は見つかりません。

 

初潮後何年かしてからの痛みは、子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤内炎症、
子宮頚管狭窄、卵巣腫瘍などの異常が発見されることが多いです。

 

 

感染症の症状

生殖器の感染症には性感染症とそれ以外の感染症に分けられます。
性感染症にはクラミジア、淋病、梅毒、トリコモナス、ヘルペスなどがあります。
特にクラミジアや淋病などは、不妊症との関連が深いです。

 

他に、大腸菌などにより、病原菌が膣や子宮を通って、骨盤内臓器に感染したり、
卵管や子宮内膜で炎症を引き起こすことがあります。
急性の炎症の場合には、下腹部通、発熱、おりものの増加などがみられます。
早めに病院へいきましょう。

 

ただし、クラミジアや淋病、結核などの弱い菌の場合には、急性の炎症を起こすことがないので、
症状があらわないまま炎症が進み、不妊の原因になることが多いです。