不妊治療の用語集

非配偶者間人工授精(AID)とは、夫以外の男性の精子をつかう人工授精。夫が無精子症などで全く精子がないときや夫に重大な遺伝的な疾患がある場合、非配偶者間人工授精を受けることができます。誰の精子を使うかは、病院によって異なりますが、一般的には、ボランティアによる医学生の精子が使われることが多いです。若くて健康的な男性の精子が使われますので、配偶者間の人工授精よりも、非配偶者間人工授精のほうが、妊娠率...

人工授精による不妊治療には、2種類あり、配偶者間で行なわれる配偶者間人工授精と非配偶者間人工授精があります。精液中に精子のない人でも、精巣中に精子がある可能性は高く、男性側の問題が解消され、配偶者間で人工授精を行なうことのできる確率が上がります。配偶者間人工授精の方法排卵日に合わせて夫の精子を注入器で子宮の奥に送り込ませる方法で、人工授精は一般的にはタイミング療法で妊娠しなかったときに、次のステッ...

生殖補助医療技術(ART)とは、体外受精や顕微授精のように卵子と精子を体外で受精させる医療技術のこと.。生殖医療技術、高度生殖医療、生殖補助医療などと呼ばれることもあります。生殖補助医療技術には、体外受精-胚移植、顕微授精)の他に、接合子卵管内移植や卵管内配偶子移植などがあります。また医療技術として「胚の凍結」、「アシステッドハッチング」、「着床前診断」などが含まれます。現在、生殖補助医療技術で妊...

アクロビーズテストとは、一般精液検査で問題があるときなどに行なわれる特殊な精子機能検査の1つ。精子が受精するためには卵の周りにある卵丘細胞や透明帯を破壊して侵入しなければなりません。そのためには精子の先体が変形して酵素を放出する必要があります。この精子の先体反応が起きるかどうかを調べる検査がアクロビーズテストです。「MH61」というビーズを精子と一緒に培養させることで、精子とMH61ビーズが結合し...

卵は透明帯という膜に覆われています。受精した卵は透明帯の中で分割しながら成熟し胚盤胞という状態になります。この胚盤胞が子宮内膜に着床する段階ではこの透明帯を破って出なければなりません。これをハッチング(孵化)と呼びます。ところが透明帯が厚かったり、硬かったりすると透明帯を破れなかったり、破るのに時間がかかってしまう可能性があります。透明帯から受精卵がでることができなければ着床できなくなってしまいま...

ステロイドの一種で性ホルモンの一つで、通常はアンドロステロン、テストステロンなどの男性ホルモンを指します。男性が男性らしくあるために必要なホルモンで、男性性器の発育、骨格や筋肉の形成、性欲の高ぶり、精子の製造などに深く関わるホルモンです。アンドロゲンの中でも精巣で産出される「テストステロン」と呼ばれるホルモンが最も活用性が高く、男性不妊では精子の改善のためにテストステロンの補充療法が行なわれること...

エストラジオールとは、エストロゲンに含まれる成分の一つで卵巣から分泌される卵胞ホルモンのこと。エストロゲンは、主に生殖器の発育に大きく関与するホルモンで、女性の卵巣や男性の副腎と睾丸から分泌されます。エストラジオールは子宮内膜を厚くし、精子の通りをよくする子宮頚管粘膜を分泌するなどの働きがあります。エストラジオールが正常値に達していないと、妊娠しにくくなり、数値が高い時は妊娠しやすい時ということに...

インスリンは血液中の糖を分解して、体内のエネルギーに変える働きをします。通常のインスリン量が分泌されているのに、正しく働かず糖が分解されにくい人がいます。このようにインスリンの作用が悪いことを「インスリン抵抗性」と呼びます。このインスリンの効きが悪いと、より多くのインスリンを分泌しようとし、インスリンが異常に増えるます。するとホルモンの状態を変化させて、高アンドロゲン血症を引き起こす可能性がありま...

皮膚に包まれた外性器のこと。男性では精巣(睾丸)を包む皮膚の袋のことで、女性では大陰唇のこと。男性の陰嚢は、メラニンが豊富に含まれ、汗腺が多く、皮下脂肪がなくて肉様膜という平滑筋の薄い層がある。この筋層の収縮によって陰嚢の皮膚にしわが現れ睾丸の温度調整に役立っていると考えられている。男性不妊の身体検査では陰茎、陰嚢、精巣上体、精管などを視診、触診する。陰嚢の触診では、精巣の位置異常の有無、大きさ、...

エストロゲンは女性ホルモンのひとつ。卵胞ホルモンとも呼ぶ。女性にとって大切なホルモン。卵胞の成熟、子宮頚管粘膜の分泌、子宮内膜の増殖などに作用する。エストロゲンの分泌量が女性の体調に大きく影響する。女性が、女性らしくあるためのホルモンがエストロゲンと言われていて、女性の肌をツヤツヤにしたり新陳代謝を活性化する働きもある。不妊で悩む人たちの間では、エストロゲンを増やす食べ物として、グレープフルーツや...

ヒト閉経ゴナドトロピンは、卵巣を刺激して卵胞を成熟させる薬。無排卵症や過排卵刺激などの治療に使用される。hMG:human Menopausal Gonadotropin月経がない人の治療には、クロミフェン療法をしますが、クロミフェンでは効果がない人や妊娠に至らない人にヒト閉経ゴナドトロピンを使った「hMG-hCG療法(ゴナドトロピン療法)」を行う。ゴナドトロピン療法は、排卵前の低温期にヒト閉経ゴ...

妊娠検査の指標のひとつ。妊娠が成立すると急速に分泌される糖タンパク質。hCG:human chorionic gonadotropin卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌を促す作用がある。不妊治療で絨毛性性腺刺激ホルモンの注射が使われる。目的は熟成された卵胞を排卵させるたり、黄体ホルモンの補充。黄体機能不全など黄体ホルモンの分泌に不妊の原因がある場合、絨毛性性腺刺激ホルモンを投与することで妊娠の継続が...

黄体とは、卵子が排卵された後の卵胞が変化したもの。卵胞とは、卵子が入ってる袋のこと。黄体からは、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、受精卵が着床しやすように子宮内膜を受胎可能な状態にします。黄体は黄体形成ホルモンによって刺激され、黄体ホルモンの分泌を始めます。この黄体ホルモンが不足してしまうことを「黄体機能不全」といい、不妊原因の1つとなることがあります。黄体の機能は2週間ほど続きます。黄体...

黄体機能不全とは、黄体から分泌される黄体ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の値が低く、卵が着床するための子宮内膜の状態が整わないこと。黄体機能不全になると排卵、受精が行なわれても、内膜の状態が悪いので妊娠の継続が難しくなります。黄体ホルモンの量は、採血で調べることができます。黄体機能不全の診断基準・高温期の持続 9日以内・高低の温度差 0.3度以内・子宮内膜の厚さ 8mm以内・プロゲステロン...